Q.美容院でやるカラーと家でやるカラー、美容院でやる方がいい気はするんですが何が違うんですか?
A.まず製品を作る上での考え方が違います。美容院でのカラー剤はプロの美容師が正しい薬剤、毛髪知識と確かな技術をもった上で、お客様に一番良い提案ができるように合わせて作られています。写真を見ていただくとわかりますが、ヘアカラー剤の種類だけでこんなにあるのです。これだけの数の中からお客様の今の髪の状態と希望の髪色に合わせて、組み合わせて使っていくのです。なので薬も強いお薬から弱いお薬、色味も様々な色味のお薬があります。
それに対して市販されているカラー剤は素人の人が誰が塗っても染まるように作られています。薬の形状も今は泡のものが多いと思うのですが、簡単にムラなく薬が行きわたるようにするためです。ただそうすると髪の状態に合わせて塗り分けることができません。
髪の毛の黒い根元の部分とカラーされた毛先の部分ではダメージ具合が違います。美容院であれば根元と毛先はそれぞれ薬の強さをかえて塗るのが一般的です。仮に毛先の弱いお薬を根元に塗った場合は髪が明るくなりません。根元の強いお薬を毛先に塗った場合は染まりますが、当然ダメージが出ます。
市販のお薬で考えてみましょう!根元がちゃんと明るくならないといけないため、お薬の強さは根元のお薬に合わせて作られています。それを毛先にも塗っているのです。当然痛んじゃいますよね!
またダメージが違うとカラーの発色スピードも違うため、色味の濃さを変えたり、塗るタイミングをずらさないと色もムラになりやすくなります。
一度ムラになった髪の毛を綺麗に染め直すのはプロでも難しいです。髪の毛は死んでる細胞のため進行したダメージはトリートメントで一時的によくすることはできても、元に戻すことはできません!
さて、どちらがよいかはもうわかりますね。ヘアカラーは信頼できるプロの美容師さんにお願いしましょう!!