
サロン製シャンプートリートメント
美容院に行くとよく美容師さんから
「普段何のシャンプー使われてますか?」
と聞かれませんか!?
その時に
「ドラッグストアで売ってる〇〇です!」
と答えると、
「あんまりよくないですねー。」
と言われることが多いと思います。
確かにサロン製のシャンプー、トリートメントがいいのはわかるけど値段も高いし、一体何がいいのか?
今日はその疑問に答えていきましょう!
美容師がサロン製のシャンプーをオススメする理由!
- そのシャンプーは誰が使うのでしょう?
そもそもシャンプーとはなんなのでしょう!?
それは頭皮や髪に付着した汚れを落とすものです!
では、サロン製のシャンプーと市販のシャンプーは誰が使うことを想定して作っているのでしょうか!?
市販のシャンプーはシャンプーを購入する人に選択を任せられるためどのような人が使うかわかりません。
極端なことを言えば、1か月間頭を洗っていない人が使う可能性もありますよね!
どんな人にも効果が現れるように作られているのが市販のシャンプーなのです。
そのため洗浄力が強めに設定されています。
対してサロンのシャンプーは美容師さんがお客様のお悩みに合わせてオススメします。
サロン製のシャンプーにも皮脂が多く分泌される方向けに洗浄力が強めに設定されたシャンプーももちろんありますが、日本人で頭皮の油分が多い方は2割程度で8割の方は普通か乾燥していると言われています。
そして髪のお悩みを抱えて解決したいと思っているような人が何日も頭を洗わないというのは考えづらいですよね。
つまり8割方の方には必要最低限の洗浄力があれば汚れを落とすというシャンプーの目的は達せられます。
なので洗浄力は適正に作られています。
この洗浄力が強めシャンプーと適正のシャンプー、どれくらいの差があるのか気になるところですが、だいたい3倍程度違うそうです!
市販のシャンプーで毎日頭を洗っている方はサロンのシャンプーで毎日頭を3回洗っているのと同じということになります!
それではせっかく美容院でキレイにカラーを染めたり、トリートメントをしてサラサラにしてもあっという間に落ちてしまうどころか
頭皮もカピカピになってしまいますよね!
実際頭皮のベタつきや匂いが気になるというお客様もいらっしゃいますが、その原因が洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取りすぎるために過剰に油分を分泌している状態の方も多いです。
- シャンプーの種類
市販のシャンプーはだいたい2、3種類程度でさらさらやしっとり、やわらか、ハリコシなどの形容詞で表現
されることが多いと思います!
それは市販されているシャンプーはどういう髪質の人が使うかわからないため、使う側がなりたいイメージに合わせて選びやすいようにしているためです。
ただしそれらはシャンプーと一緒に配合された油分の量やシャンプーのphで質感を調節されているもので、直接髪の毛のお悩みを解決してくれるものではありません。
対してサロン製のシャンプーは同じブランドからたくさんのラインナップが出てることが多いです!
パサつき、薬剤ダメージ、クセ、ハリコシ、熱ダメージ、ツヤ、細毛、クセ毛
など髪のお悩みは人それぞれですが、全ての髪の悩みを解決してくれるシャンプーというのは
存在しなく、それぞれの髪質、お悩みを解決するように特化した目的で作られています。
シャンプー自体にもお悩みを解決するようトリートメント成分が一緒に配合されているだけでなく、洗浄成分も変えられています。
ただし、自分のお悩みと全く関係のないシャンプーを使うと、汚れは落ちるが髪の毛は扱いづらくなるということが起きることもあるので、
サロン製のシャンプーを使うときは必ず信頼できる美容師さんと相談して選んでいきましょう!
- シャンプーの原価
自分が普段使っているシャンプー、その中身が実際いくらかけられているか考えたことありますか?
最後に、シャンプーにかけられる原価について見てみましょう!
シャンプーの新製品ができました!
さあこのシャンプーをみんなに広めるためにどうしましょう?
まずはドラッグストアのシャンプー。
みなさんはドラッグストアでシャンプーを買うとしたら棚にたくさん並んでいるシャンプーの中で、
見たことのない名前も得体も知れないシャンプーとCM等でよく見るブランドのシャンプーどっちを
選びますか?
ほとんどの方がCMのシャンプーを選ぶでしょう!
それはTVであんなに宣伝しているし、登場している芸能人の方の髪もサラサラ、髪の毛に良い〇〇も入ってるから安心!
だからですよね?
商品を作る以上売れないことには話になりません。
そのため市販のシャンプーはみんなにその商品を知ってもらい買ってもらうためあの手この手で自社の製品の良いところ広告、プロモーションするところにお金をかけます!
サロン製のシャンプーはサロンでしか買えません。美容師さんがお客様にすすめてくれるので、消費者に向けて広告費をかける必要はあまりありません!
逆に美容室にその製品をおいてもらい美容師さんに気に入ってもらってお客様にすすめてもらうためにはどうしたら良いのかを考えます。
そのためには何よりもシャンプーの品質ですよね!
中身がよければ自然と美容師はお客様にオススメしたくなります!
なのでそのシャンプーの品質にお金をかけます!
それでは実際シャンプーの原価の内訳を考えてみましょう!
だいたいシャンプーの販売価格の内訳のうち7割が利益、3割が原価と言われています!
市販のシャンプー1000円のものがあったとするとそのうち300円が原価となりそこから容器代と広告費と製造費が出されます。
見栄えも商品の売れ行きに左右されるので市販のシャンプーはとてもおしゃれなものが多いですよね!?
容器代で150〜200円ほどかかります!
そして広告費ですが、テレビCM等の広告は億単位のお金がかかっています。
例えば広告費が1億円だとして100万本その製品が売れたとすると1本あたり100円の広告費がかかっていることになります。
300円から容器代150円として広告費100円を除いたとしたらシャンプーにかけられる製造費は50円ということになります!
実際には研究開発費などもかかりますし、ドラッグストアで売られているシャンプーは1000円しないものも多いので、もっと少ないということになることでしょう。
対してサロン製のシャンプーは安いものでもだいたい3000円程度します。
原価が3割だとすると900円。そこから容器代が150円として広告費が半額の50円程
度(実際には市販のシャンプー製品に比べると広告費も販売個数も少ないです)だとすると製造費は700円になります。
50円で作ったシャンプーと700円ので作ったシャンプーどっちが髪の毛に良いでしょうか?
もう考えるまでもありませんよね!?
「よくドラッグストアで買えるもので良いものありませんか」という質問も受けるのですが、
50円の原材料から良い洗浄成分を選び、なおかつ髪の毛にとって良い成分も入れてというのは不可能に近いんです。
コンディショナーも同じで髪の毛に良い成分が配合されているかもしれませんが、髪の毛に効果が現れるほど配合されているのとは別問題になります。
安価で洗浄力の強い洗浄成分しか選べない
それで洗うと髪がバサバサになる
質の悪いコンディショニング剤でごまかす。
というのが安価に作られたシャンプーの正体です。
- 必ず髪はキレイになる
年に5回程度美容院でやるサロンでのトリートメントも大事ですが、残り360日のホームケアはもっと大事です!
毎日使うシャンプートリートメント、あなたの髪にあった良いものを使えば確実に髪はキレイになります!
女性美容師さんはよく髪を巻いているのにキレイですよね?
美容院にいるのでいつでもサロンのトリートメントをできるからという気がしますが、実際にサロンでトリートメントをしている人は少ないです。
でも市販のシャンプーを使っている人はほとんどいないです。
毎日のホームケア、これを機にもう一度見直してみませんか!?